9月28日(日)稽古日誌

こんにちは。空集合主宰・脚本・演出の久岡信也です。

11月の公演予告編が公開されています!

プレイカンパニー空集合第2回公演「連続するシタイの方程式」

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https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=ym1oj9b1

ぜひ見に来てください!

空集合では毎回、予告編を映画予告編のように制作しています。

演劇ってどうしても内容が見えづらいことが多いのかな、と思いますが、こうして映像化することで、少しでもストーリーを事前に感じてもらえたらな、という狙いです。

やっぱり小劇場ってなかなか観に行くハードルが高いと思うんですよ。

でも、少しでも多くの方に見に来て頂きたいし、もっと演劇が身近なものになってほしいという想いもあります。

だからこそ映画と同じ価格設定の2000円という料金で、映画のような予告編をつくることで、映画くらい身近なものとして演劇を感じてもらえたら嬉しいな、というところでございます。

まあ、それでもまだまだハードルは高いと思うのですが。

でも、少しでも気になったら、本当に、気軽に、観に来てもらえたら嬉しいなと思います。


稽古が始まって2ヶ月が経ちました。

8月まではひたすら本読みと、立ち稽古に行くための前提の確認をひたすらやってきましたが、9月からは実際に立って動いてシーンを作っていっています。

シーン稽古では「リアクション」と「行動」をとにかく意識してつくっていきます。

本読みでも濱口メソッドをベースに、俳優が自然な感情でセリフを吐けるようなシステムで進めてきましたが、ここでも同じ考え方です。

※濱口メソッドなどここまでの稽古の詳細は下記の記事で紹介しています。

シーン稽古では、いったん俳優さんたちに「気持ちをつくる」作業を後回しにさせていただいています。

キャラクターの思考を考え、すべての動作をリアクションと行動に落とし込んでいく。

つまりドラマ撮影などでいう「ドライ」を繰り返していく感じです。

「ドライ」とはドラマの現場などでカメラ割やカメラワークなどを決めたり、各スタッフの動きを決めていくために、カメラは使わずに一旦、俳優の動きを決め、確認するリハーサルのことです。

先に動きがわかっていないと、カメラマンが適切なカメラワークができませんし、最適な照明配置などもできないので、まずは俳優と相談しながら動きを決めていくわけですね。

その「ドライ」が終わった後に、「カメリハ」といって、「ドライ」で決めた動きを本番同様にリハーサルして調整。その後「ランスルー」といって本番通りに一通り通す最後の確認を行います。演劇でいう「通し稽古」に近いかもしれません。

映像では俳優さんはこの「ランスルー」からしっかり気持ちを入れてお芝居をします。それまでは、役に没頭するのではなく、客観的に見え方や、動きを分析・確認しているのです。

今は映像でいう「ドライ」の期間。

すべての段取りと動きを固めていき、最適な見え方、そして呼吸・リアクションを考え抜いていく作業になります。

それらを考え抜いて決めていった後に、映像でいう「ランスルー」。

演劇でいう「通し稽古」に進んでいきます。

今回は、かなり映像の手法によった形で稽古を進めています。

色々な手法をこの10数年間試してきたのですが、今このやり方をやっていて、稽古が進んでいって、このやり方が、私のやりたい演劇をやるための最適解に一番近しいのではないかと感じています。

稽古の密度はどんどん上がっていきます。

良いものが作れるように精進していきますので、劇場でお会いできましたら幸いです。

本番まで全力で駆け抜けます!

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