はじめまして。
新入団員の【ひろぼうず】と申します。はじめての稽古日誌です、よろしくお願いいたします。
舞台美術に興味があり入団させていただきました!
でも日々の稽古で何かを演じることもスゴく好きです!!
愛知県豊田市出身、豊田市いいとこ一度はおいでん!(演劇活動も盛んですよ〜〜)
今回の稽古は___
『実験WS(ワークショップ) 型による演劇』
と題して通常の稽古とはすこし変わった内容で行われました。
①「型」についてディスカッション
型、についての印象や必要性を団員で話しました。
そもそも型ってなんだろう……。
主宰のボブさん曰く「そのグループにおける演技の正解(技術の集約)」だそうです。
歌舞伎のスタイル、アングラのスタイル、みんなが知ってる有名劇団のスタイル、様々な色や味。
その団体が理想とする答え(型)があって、そこにはめ込んで作っていくからその団体の持ち味になりますよね、と。
ではTEAM909に型があるか?と言えば、そういうものはありません。
でも役者として、また団体として成長するために型があったらどうなるか?
今回はボブさんが選んだ演技の型を鑑賞して、それに倣って稽古をしてから全体発表をします。
②課題作品の動画(型)を鑑賞
みんなで20分ほどの短編作品を2本鑑賞しました。
会話劇が得意な小劇場界で有名な劇団さんです。
初見の団員がほとんどでした。
③グループ分けして作品作り
それぞれ戯曲から演じたい部分を抜粋して1時間の稽古をしました。
動画を何回か観てからセリフを覚えるグループ、セリフ覚えて自分たちのテンポを確立してから動画を見返して模倣するグループなどやり方はそれぞれです。
僕は「会話をする」ことのテンポの速さに驚きました。
型の動画と見比べながら演技を試して、日常会話するときはこんなにも早いものかと
感じました。
演技しようとすると観ている側に伝えようとして間を取ったりスローテンポで喋るようになるのですかね?
④発表と振り返り
各グループ発表です。戯曲を片手に長めに抜粋して演技するグループ、セリフを覚えて短めで演技するグループ、これも様々でした。
僕はどうにもセリフを思い出すことに集中しすぎて身体の演技がうまく行かず……。
意識の使い分けをうまくなりたいと思いました。
型を目標に稽古することで目標値が定まって強化したい部分が見えてくる稽古だったな、と感じました。
それから会話することの難しさ。普段何気なくしていることだからこそ、舞台上で不自然だとお客様に違和感を感じさせてしまいます。それは言葉のテンポや受け渡し、身体の動き、呼吸、様々です。
普段から街を歩く中で他人の観察をすることで、より自然な演技ができるようになるのかも、と思った稽古でした!
もうすっかり秋ですね。涼しくなりました。
この涼しさからか、僕のバイクからツーリングに連れて行けという声が聴こえます。
しょーがない、僕が行きたいんじゃなくてバイクが言うなら仕方ないじゃない!
と次のツーリングの目的地を決めようとする【ひろぼうず】がお送りいたしました。