こんにちは、宇野(うの)です。
この前、上野で開かれていた「古代メキシコ展」に行ってきました。
古代メキシコの人たちの考え方とか当時の生活って、まだ解明されていないことがたくさんある「謎」なんです。
その「謎」を、遺跡とかミイラとか骨董品みたいな、残されたものから想像して妄想して読み解いていく、みたいな楽しさがありました。できるかぎり、時系列、地理別に、各文明の今わかっていることが整理されていて、かなりレベルの高い展示だったんじゃないかと思います(誰目線)
最近、写真を撮っていい展示が増えてきましたよね。いくつか皆さんにおすそ分けします↓
さてさて、10月14日の稽古ですが、ボブさん企画”実験的WS”の3回目、最終回になります。
テーマは、「静かな演劇」。
演劇の歴史を振り返りながら、静かな演劇という動き、流派が生まれた経緯などをボブさんが紹介してくれました。平田オリザさんの作品ををみんなで鑑賞したりして、自分たちの作品にどう活かせそうかなど話し合いました。
続いて、今度は自分たちの身体を使って体験していきます。
まず行ったワークは、自分→他人→空間の順に、意識していく、感じていくワークです。
みんなでぐるぐる歩きながら、まずは自分の呼吸や身体の動き、姿勢などがどんな状態にあるのかを意識します。そして感じたことを口に出してブツブツ言います。改めて自分の身体に意識を向けることで、「あ。いまちょっと猫背になってるな」とか「なんか居心地悪いかも」とか感じることができました。
続いて、前を歩いている人や後ろを歩いている人を意識していきます。前の人との距離がいまどうなっているのか、後ろの人の気配をどのように感じているかなど。そして最後に、部屋全体を意識していきます。部屋の中で今自分はどこにいるのか。何か気になるものがあれば触りにいってみる。どこが居心地がよくて、どこが良くないのか。
このように、自分→他人→空間を感じて、そして反応すること。これが静かな演劇における、リアリティのある芝居には重要なことです。
テキストを使ったワークもしました。力みをとって、リラックスした状態で自然な発話をしていくワークや、頭で処理する情報量をあえて増やして余裕をなくすことで、力みの取れた言葉を発せられることを目指すワークなどなど。
寝っ転がって台詞を言うだけでも、力みは取れるもんですね。↓
最終回の実験的WSも楽しくて身になる内容でした!ボブさんありがとうございました!!
それではまた次回!宇野でした。