12/3(日)の稽古日誌、柴田ののかが担当いたします◎
ご挨拶がおくれてしまいました。はじめまして、またはお久しぶりです。
2023.09.02付けでTEAM909劇団員になったので入団してから3ヶ月経過しているのですが、
今年の夏公演に客演として参加させていただいていたのでTEAM909とのご縁はもう半年以上も続いております。
第9回公演『名探偵はご機嫌ナナメ』より、柴田のおきにいり写真を貼り付けておきますね。
右から2番目の俯いているのが柴田です◎
夏公演の稽古期間を経て、TEAM909や909劇団員がだいすきになって入団を決めました。
日々の稽古も、劇団員との時間も、私にとっての幸せです。
そんな柴田がお届けする初めての稽古日誌です◎
【稽古内容】
第10回公演『朝が来る、半ば狂う。』シーン練習
今日も今日とて、公演稽古。
11月は本公演の作品づくりの方針・作品や登場人物のイメージ出しなど、座学や議論の多い稽古内容でしたが、
12月に入りそれらを踏まえて実際に身体を動かして反復していく稽古・シーン練習へと移行してきました。
戯曲読解と役作り。インプットとアウトプット。
精神の作り込みと身体表現への落とし込み。
個人の自主練習で生み出したものと誰かとの掛け合いの中で生まれたもの。
読み合わせとは異なるカタチで持ち役と向き合う役者さんの姿を見かける今日この頃です。
客演時代からずっとわたしがTEAM909ってすごいなぁと思うのは、
役者さん同士で互いの芝居をみたあとに、その芝居を”言葉”で認め合ったり高め合ったりするところにあると思っていて、芝居で見せつけるのではなく言葉でもって伝え方にまで心配りをするところにこの劇団のすごさを感じます。
だからよく稽古場で「”言語化”を大切にしていこう」という話題があがるのです。
この日も、出演者として芝居をする役者たちとその芝居をみて意見する役者たちに分かれ、
入れ替わり立ち代わりいろんなシーンをつくりこむ一日となりました。
この稽古場の雰囲気いいなぁと思って写真を撮ったら劇団員の空木空さんと目が合いました。奥にいる同じく劇団員さんの萬ゆこさんの笑顔も素敵です◎
二人とも積極的にご自身の感じたことを丁寧な言葉で伝えてくださって有難かったです。
劇団の主宰であるBobsonさんの脚本ってきちんと現実と向き合わせてくださるな…とわたしは思っていて、
今回の脚本も作品内で扱う社会的な問題、そして現実や自分自身ときちんと真摯に向き合わないと、役者として人にお届けしてもよいと思える作品には成り得ないと感じています。
生きている中で自分の感情とは関係なく社会が回っていることってあるじゃないですか。
自分の気持ちと乖離しているからこそちょっとその現実を受け止めるのがしんどいですってときもあるじゃないですか。
時に正論は人を傷つけるっていうけど、
それは正論を言って傷つけた側の受け入れやすくするための配慮のなさが問題なのか、
正論を言われて傷ついた側の受け入れるための余裕のなさが問題なのか、
そもそも問題といっていいのか、
問題として扱うから人はそういうことを避けてしまうのではないか。
だからこそ、
社会から少し切り離された”舞台”という環境で、現実から少し離れた”作品”という空間で、
社会や現実そして自分と向き合う時間をつくることができる環境や空間をお届けすることが役者としてわたしができることではないかなとわたしは思っています。
きびしい現実をやさしさという心配りでもって誰かに届けること、大切にしていきたいなと思います。
この日劇団員の純奈さんからそんなやさしさの一つともいえる差し入れをいただきました◎
やっぱり、TEAM909や909劇団員っていいなぁって感じます。
2月に上演される本公演『朝が来る、半ば狂う。』
情報解禁は今月の予定ですので皆様心待ちにしてくださいますと幸いです◎
以上、柴田ののかがお届けいたしました。
年の瀬がせまってきてお忙しいこととは存じますが、
身も心もあたたかくしてどうかご自愛くださいませ◎
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