プロフィール

久岡信也

1990年生まれ。 神奈川県出身。
横浜国立大学在学時に、演劇と出会い、脚本・演出を手がけるようになる。
卒業後は広告映像の世界へ入り、広告映像プランナー/ディレクターとして、多くの企業のTV-CMやWEB-CM、ブランドムービーなどを企画・演出する。
2017年、社会人劇団『TEAM909』を立ち上げ。
2024年、TEAM909から劇団の名を外し、プレイ・カンパニーとしてリニューアル。『空集合』として、新しい時代の新たな劇表現を模索する。
情報の濁流を後半怒涛の勢いで回収していく伏線回収や、抽象と具象の入り乱れた演出、現代的なテーマから人間の内面性を掘り下げていく表現が持ち味。

ごあいさつ

広告映像を生業とする私にとって、演劇活動は非常に敷居の高いものでした。稽古時間、公演準備、公演のPR活動、団体運営。それらに費やされる時間は膨大です。
働き方改革などで社会の流れが変わっていなければ、私は演劇を再開することができなかったかもしれません。

だからこそ、単に『自分の創作を突き詰める場』としてだけでなく、『演劇をやりたくてもなかなかできなかった人が演劇を本気でやれる場』としてTEAM909という社会人劇団を立ち上げました。
その初心は10回以上公演を打ってきた今も変わっておりません。

TEAM909として活動を続けていく中で演劇業界ではかつてないほど様々なことがありました。
コロナ禍による公演中止。ありかたの見直し。セクハラ問題パワハラ問題。
そういった時勢の中、今のままのやり方、今のままの作品づくりでは、私たちの創作を突き詰めていくことが難しい。そこには、新しいカタチが必要だと考えました。

『プレイ・カンパニー空集合』という団体はTEAM909立ち上げ当時の社会人劇団としての礎を保ちつつ、より今の時代に即した団体として、より面白い作品づくりができる環境として、新しいカタチを模索する場として、創設しました。

人は変化し続ける生き物です。であれば、その人の集まりである団体も変化し続けるもの。

集団創作として、次のステージへ進むために。
何が正解なのかは誰にもわかりません。

私たちはベンチャーマインドを持つ創作団体です。新しいものに試行錯誤しながら挑戦し、成長しながらお客様に価値を提供していきたいと思っています。

主宰・作・演出 久岡信也